甘い恋には程遠い

慧「母さんも父さんも...成瀬も…
何で、俺の前からいなくなるんだよ!
…て、勝手に怒ってた。
でも、それは…成瀬に伝えるべきでは
なかった。俺の勝手な気持ちなのに。」

桃花「…ほんま、ごめん。大神。」

慧「謝られると惨めになる。」

桃花「ちゃうねん!いや、違わんけど。
そうやなくて…。勝手なのは私やん。
中途半端に関わって。
大神に…そんな気持ちがある事も
知らんと間違ってるとか。
気に食わんとか。勝手な事
言うたのは私の方やん。」

大神を助ける存在になる事も。
嫌われる勇気も。
ないのに、私は…また…
中途半端な事を言うてしまった。
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