甘い恋には程遠い
なんなら、今。最高に幸せやから。
桃花「だから、大神にもな。
笑ってて欲しいよ。
仏頂面やなくて。眉間にシワ寄せた
怖い顔じゃなくて。辛そうに微笑む
顔じゃなくて。…泣き顔じゃなくて…。
笑ってて欲しい。大神の笑顔が見たい。」
この幸せを分け与えたいくらい
幸せやから。ちょっとやそっとじゃ
傷付けへん。…浮かれモード全開やねん。
桃花「ははっ。また大神に怒られんな。
自分の考え押し付けるの辞めれば?
とか、言われんな。…ごめん。ごめん。」
慧「なあ、俺の笑顔でも
お前は幸せだって思えるのか?」
だって、大神が…可愛い。
桃花「当たり前やん。
好きな人の笑顔見て
幸せやない訳ないやん。」
大好きな人とずっと一緒におれるって。
無条件で隣におれるって。
慧「ごめん。我慢出来ない。」
桃花「…え?」
…不意打ちに…キスされるって。
そんなの…幸せでしかない。