甘い恋には程遠い
桃花「大丈夫やって。確かに
東京の学校とは
ちょっと違うかもしれへんけど
皆、ええ人やから。ここでもあんたは
中心におる人になれるよ。」
慧「…なりたくないんだよ。」
桃花「何で?」
いつの間にかカレーパンを
食べ終わってた大神は
それを袋に入れた。
慧「やっぱり今でもクラスメイトと
馴れ合うつもりはないよ。
つか、俺は俺が話したい人と
話せれば十分だから。」
ちょっとずつ前向きになってきた
大神の姿を見るのはやっぱり嬉しい。