甘い恋には程遠い

桃花「あの、はじめまして!
大神…くんの…クラスメイトの
成瀬 桃花です。突然すみません。」

母「いえいえ、そんな…
挨拶なんていいのよ。
さあさ、上がって。」

大神の話を聞く分には相当
良くない両親なんやろうと思てたけど
出迎えてくれたのは
優しそうな綺麗なお母さんやった。

母「ごめんなさいね。
今、夕飯の支度をしてたんだけど
まだ、出来上がってないのよ。
お友達を連れてくるなら
もう少し気の利いたものを
用意すれば良かったわ。」

桃花「あ、いえ。ほんまに。
お気遣いなく…。」

慧「今日、この家泊まるから。
後、成瀬は友達じゃなくて彼女。
夕飯は外で適当に食べるから。」
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