甘い恋には程遠い
桃花「なあ、大神。」
慧「何?」
桃花「かっこよかったよ。」
慧「そりゃどーも。
で?今日はどこ行く?」
桃花「帰ろう。」
慧「は?」
桃花「私の行きたかった所には
もう行けたみたいやし。満足してるし。
それに、この街落ち着かんねん。
帰ろう。帰りたい。大神と
2人きりになれる場所に帰りたい。」
慧「お前、それ。意味分かって
言ってんのかよ?」
桃花「意味?」
慧「ああ。もういい!
朝飯食ったら、帰るぞ。」
桃花「うん。」
ほんまに来て良かった。
東京に来て、大神の家族に会えて
ほんまに良かった。
初めて、大神のテリトリーに
入れた気がして、嬉しかった。