甘い恋には程遠い

篤人「すみません。」

なんて、ツッコミ入れてたら
この場におる人よりは大人な感じの
大学生?20代前半くらいかな?
その人が呼んでる事には
気付いてたけど、どうせ
あの人もサカキさん目当てやろうし。

まあ、その内、サカキさんが
注文聞きに行くやろう。と思って
女の子に囲まれる大神を観察し続けてたら

篤人「あの!すみません。
注文聞いて貰っていいですか?」

確かにその人は私に声をかけてきたから
その席へと向かった。

桃花「お待たせしてすみません。
こうゆうの慣れへんくて。
…えっと、ご注文は?」

篤人「ホットコーヒーとココアを。」

1人で来てるのに。…何でこの人
2つも注文すんねやろ。って
気にはなったけど、まあ世の中には
甘いのと苦いの交互に飲みたい人も
おるやろうし…と無理矢理、結論づけて
厨房係にオーダーを伝えた。
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