甘い恋には程遠い

慌ただしい厨房係を眺めてると
ため息をつきながら大神が戻ってきた。

慧「…最悪。」

桃花「お疲れ様。」

慧「それだけかよ。」

桃花「他に言う事あれへんやろ。
あ、えっと。おモテになりますねーとか?」

慧「お前さ。心配になったりしないの?」

桃花「…心配?」

生徒「成瀬!お待たせ!
えっと。ホットコーヒーとココアな。」

桃花「あ、ありがとう。
じゃあ届けに行ってくるわ。
大神も頑張って!」

慧「え?あ、おい…」

大神がなんや変な顔してたのは
気になるけど、注文も待たせてしもたし
はよ、あの人に飲み物届けな!って
気持ちのが勝ったから急いで席に向かった。
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