甘い恋には程遠い
桃花「親の仕事の都合とか?」
慧「…一人暮らしだよ。」
桃花「え?」
せやけど、多分…聞けへん方が良かった。
大神の表情が曇ってた。
桃花「え、あー!一人暮らしって
大変やろ!困った事とかあったら言いや。」
慧「お前、絶対家事とか出来ないだろ。」
桃花「そんな事ないわ。
これでも、料理は上手いねんで。
お母さん譲りの才能があんねん。」
慧「ふーん。」
私は私で気遣ったけど…そうゆうの
隠すの下手やから、多分
大神がめちゃくちゃ気遣ってくれたおかげで
微妙な空気にはならんくて済んだ。