甘い恋には程遠い
慧「俺が弘高さんだったら…
竹脇さんよりも一緒にいた
女の人を選ぶと思う。
戦う前に泣き言言ってる
ヘタレの事なんて
誰も好きになんねぇよ。」
この場から立ち去りたいって
思ったけど、相変わらず
容赦のない大神を止めなって
思って、その場に留まった。
桃花「おおが…」
慧「竹脇さんのダメな所は
相手に誠意がない所だと思う。」
一恋「…誠意がない…?」
慧「例えば自信が
なかったのかもしれない。
一緒にいる女の人を見て
怖くなったのかもしれない。
傷付きたくなかったのかもしれないし
別れを告げられたくなかったのかもしれない。
…でも!…それでも…聞くべきだ。
相手の気持ちを聞くべきだ。
弘高さんの事を本当に愛しているのなら…
大切だと思っているのなら…
これからもずっと一緒にいたいと
思っているのなら…ちゃんと…
相手の気持ちを聞くべきだ。」