甘い恋には程遠い
慧「コンビニで買ってみた。
美味しいかは分からないけど。」
笑顔を見せながらも
大神は、泣きそうな表情を浮かべてた。
桃花「ありがとう。」
大神に貰ったタピオカミルクティーを
飲むと甘い香りが鼻を駆け抜けた。
大神の方はというと
袋から取り出した
焼きそばパンを齧ってた。
慧「あのさ、成瀬。」
桃花「何?」
慧「レベル下げた方がいいんじゃない?」
桃花「レベル?」
慧「正直、このままじゃ厳しいと思う。
お正月に勉強見てて思ったんだけど
成瀬には…もっと見合った学校が
あると思う。成瀬が頑張ってるのは
分かるけど、例え、合格出来たとしても
結局レベルについていけなくて
辞めるなんて事になったら意味ねぇだろ。」