甘い恋には程遠い

いや、実際、冷たいんや。
大神は、時々…ほんまに冷たい。
氷のように…冷たい。

慧「これから先を大事にしたいなら
俺なんて捨てるべきだ。
悪いけど今の俺には、
成瀬の将来まで背負えないよ。」

冷めきった世界で生きてきた
大神にとっては
それが当たり前なんかもしれへん。

慧「今の成瀬が大事にしなきゃ
ならないのは俺じゃない。
そんなくだらない理由は捨てろ。
もっと、ちゃんと。自分の
将来の事を考えろよ!」

せやけど、嫌や。

桃花「くだらんくない!」

そんなのは…寂しすぎる。
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