甘い恋には程遠い
慧「姉はここの教師から執拗に交際を
迫られてた。断ったら退学にするって
脅されて、でも誰にも相談出来なくて
失意のあまり自殺した。と、俺は思ってる。
真実は分からないけど、なんにせよ
その教師を見つけて復讐するために
俺はこの学校に来た。…引いたか?」
そう話す大神の目はほんまに怖くて
身震いしたけど、質問されたから答えた。
桃花「引いてはないけど…。」
物騒な話や思うけど引いてはない。
それは自信を持って言える。
けど、気持ちが分かれへんくて戸惑った。
大神の言う復讐したいって気持ちも
誰かを殺したいって思う気持ちも
私は今まで、経験した事がない。
慧「じゃあ止めるか?俺の復讐を。」
桃花「止めへんよ。」