甘い恋には程遠い

桃花「なあ、お母さん。
明日から、やっぱり弁当
2つ作ってくれへん?」

母「それはええけど。何で?」

桃花「私さ、昔からこんなんやん。
困ってる人は助けたいし
1人ぼっちの子には声掛けたい。
知ってると思うけど、お節介とか
ウザイとかいっぱい言われて来た。
でも…やっぱり放っておかれへん。
力になれるなら、なりたいねん。」

母「うん、知ってるよ。
それが桃花のええ所や。」

桃花「私もそう思ってたよ。
せやけど、ほんまに助けられへん人も
この世の中にはおる思うねん。
それでも、やっぱり助けたい。
…でも…、方法が分かれへん。
どう元気付けたらええか分かれへん。」

今日、図書館で目にした言葉や文字以上に
大神は、きっと…もっと……
沢山の悪意を目の当たりにしてきた。

計り知れへん、その想いを
私はどうやって受け止めればええんやろ。
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