甘い恋には程遠い
母「辛かったら学校休んでもええよ。
お母さんが先生に話しに行くよって
言ったら、桃花はさ…私、毎日
めちゃくちゃ学校楽しいよって
笑顔で答えてくれてん。」
でも、正直、そんな事までは覚えてなかった。
覚えてるのは、小学生の頃
1度も学校に行きたくないと思った事なんて
なかったって事くらい。
母「その時の笑顔、私は
今でも忘れられへんよ。
助けたいと思って行動する事は
凄く大切。でも、桃花が助けたいと
思ってなくても助けられる事もあんねん。
だって、私、あの時の桃花の
笑顔に助けられたよ。
我が娘ながら、ええ子やって思ったよ。」
こんな風にお母さんと
昔話をしたのは初めてで
もちろん、その気持ちは
初めて知る事で…でもなんとなく
お母さんが言いたい事が分かった。