甘い恋には程遠い

桃花「なぁ、大神。ちょっと待って。」

慧「アールグレイ。」

桃花「え?」

慧「アールグレイが飲みたい。」

…なんやねん、大神。
だんだん、素直になってきたやん。

桃花「よし、分かった!
よう分かれへんけどそれ!
ある所探そ!」

先に歩き始めた大神の背中に向かって叫んで
隣に立つ一恋に両手を合わせた。

桃花「ごめん、一恋。付き合ってや。」

一恋「まあ、ええけど。
ちょっとビックリした。」

桃花「何が?」

一恋「大神くんってあんなに喋るんや。
てか、タピオカの事
黒いツブツブって…ウケるわ。」

桃花「あいつ、意外とオモロいで。」
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