甘い恋には程遠い
慧「一緒にカラオケに行かなきゃ
友達になれないの?
それって本当に友達?」
マミ「…え?いや、あの…」
せっかく、誘ってくれたのに
何、言い負かしてんねん!!
ていう思いを込めながら
大神を睨むとバッチリと目が合った。
しばらく私の目をじっと見つめてた
大神は観念したかのように
マミちゃんに視線を戻す。
慧「あー、うん。えっと、ごめん。
俺、カラオケ好きじゃないんだ。」
マミ「あっ。そうなんや。」
慧「だから、今日はごめん。」
マミ「いや、私らもごめんな。
好きやないなんて知らんくて。
また、別の機会に誘うわ。」
慧「うん。ありがとう。」
マミちゃん達がおれへんくなると
大神は盛大なため息をついた。