君だけが知っている君へ。
毎日のように通い続けて1ヶ月くらいたったある日、人見知りもあって誰とも話さず過ごしてきた私に話しかけてきた子がいた。
水泳教室の終わり頃になると、自由時間になる。
いつもボーッとしてるだけで終わってしまう私とは違って、その子の周りにはいつもたくさんの友達がいた。
泳ぎも速くて、私とは違う世界にいる人だと思っていたのに……
「私、結美。最近、よく来てるよね?」
俯き黙ってる私の手を取って、
「1人だとつまんないでしょ?結美と一緒に遊ぼうよ、ねっ?心桜ちゃん」
水泳教室の終わり頃になると、自由時間になる。
いつもボーッとしてるだけで終わってしまう私とは違って、その子の周りにはいつもたくさんの友達がいた。
泳ぎも速くて、私とは違う世界にいる人だと思っていたのに……
「私、結美。最近、よく来てるよね?」
俯き黙ってる私の手を取って、
「1人だとつまんないでしょ?結美と一緒に遊ぼうよ、ねっ?心桜ちゃん」