無気力な一匹オオカミ男子に懐かれました。
◇めんどくさがりな蓮水くん
ガヤガヤと騒がしい朝の教室。
いつものように自分の机に座ってスマホとにらめっこしていたら、登校したばかりの親友、麻里(まり)ちゃんに声をかけられた。
「おはよう、花乃(かの)」
「あ、麻里ちゃん。おはよう」
「なにー、またスーパーのチラシ見てんのー?」
麻里ちゃんに言われて、スマホに映るチラシアプリの画像を見せる私。
「あ、うん。だってほら、今日は卵の特売日だから!」
そしたら麻里ちゃんは、いつものように呆れ顔で笑った。
「あはは。花乃ったら、相変わらず主婦みたい」
……主婦みたいって、また言われちゃった。
でもこれもまた、私の日課の一つなんだ。
いつものように自分の机に座ってスマホとにらめっこしていたら、登校したばかりの親友、麻里(まり)ちゃんに声をかけられた。
「おはよう、花乃(かの)」
「あ、麻里ちゃん。おはよう」
「なにー、またスーパーのチラシ見てんのー?」
麻里ちゃんに言われて、スマホに映るチラシアプリの画像を見せる私。
「あ、うん。だってほら、今日は卵の特売日だから!」
そしたら麻里ちゃんは、いつものように呆れ顔で笑った。
「あはは。花乃ったら、相変わらず主婦みたい」
……主婦みたいって、また言われちゃった。
でもこれもまた、私の日課の一つなんだ。
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