無気力な一匹オオカミ男子に懐かれました。
私、朝比奈花乃(あさひな かの)は県内の公立高校に通う普通の高校一年生。
うちはお父さんが現在海外赴任中で、お母さんも仕事が忙しいから家にいないことが多くて。
そのうえ年の離れた小学生の弟もいるものだから、家事の半分と弟の面倒を私が請け負っている。
だから、放課後もまっすぐ家に帰ることが多いし、あまり友達と寄り道をしたりもしないから、いわゆる女子高生らしい生活は送っていないと思う。
周りはみんな、放課後友達とカフェに行ったり合コンに行ったり、彼氏と放課後デートを楽しんだりしているのに、自分は放課後は弟を連れてスーパーで買い物してたりするし。
教室でみんなが恋バナやアイドルの話で盛り上がる中、私はチラシをチェックしてたり、夕飯のレシピを考えてたりするし。
でも、自分では今のこの生活が嫌いじゃない。
むしろ、こっちのほうが自分に合っているような気がするというか。
麻里ちゃんからはいつも「もっとJKライフエンジョイしなよ!」なんて言われるけれど、私は今のままでも十分エンジョイしてるつもりなんだ。
うちはお父さんが現在海外赴任中で、お母さんも仕事が忙しいから家にいないことが多くて。
そのうえ年の離れた小学生の弟もいるものだから、家事の半分と弟の面倒を私が請け負っている。
だから、放課後もまっすぐ家に帰ることが多いし、あまり友達と寄り道をしたりもしないから、いわゆる女子高生らしい生活は送っていないと思う。
周りはみんな、放課後友達とカフェに行ったり合コンに行ったり、彼氏と放課後デートを楽しんだりしているのに、自分は放課後は弟を連れてスーパーで買い物してたりするし。
教室でみんなが恋バナやアイドルの話で盛り上がる中、私はチラシをチェックしてたり、夕飯のレシピを考えてたりするし。
でも、自分では今のこの生活が嫌いじゃない。
むしろ、こっちのほうが自分に合っているような気がするというか。
麻里ちゃんからはいつも「もっとJKライフエンジョイしなよ!」なんて言われるけれど、私は今のままでも十分エンジョイしてるつもりなんだ。