無気力な一匹オオカミ男子に懐かれました。
「いって~。朝比奈って、意外と怪力」
「わわっ、ごめんねっ。大丈夫っ?」
「あーもう、おかげで目ぇ覚めちゃったじゃん」
蓮水くんはそう言うと、むくっとベッドから起き上がる。
そしてこちらを振り向くと、呆れたように笑って。
「わかったよ。朝比奈がうるさいからちゃんと授業受けるよ」
「えっ、ほんと?」
「うん。そのかわり俺のことおんぶして連れてってくんない?」
「……なっ! それは無理だよっ」
「はははっ。冗談だし」
またクスクスと笑う蓮水くん。
でもなんだろう。笑った顔は、ちょっと可愛いかも。
蓮水くんってどちらかというと近寄りがたいイメージだったけど、実は結構喋るんだなぁ。
それに、実は冗談とか言ったりするんだ。
なんかちょっとイメージが変わっちゃうな……。
.
*
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「わわっ、ごめんねっ。大丈夫っ?」
「あーもう、おかげで目ぇ覚めちゃったじゃん」
蓮水くんはそう言うと、むくっとベッドから起き上がる。
そしてこちらを振り向くと、呆れたように笑って。
「わかったよ。朝比奈がうるさいからちゃんと授業受けるよ」
「えっ、ほんと?」
「うん。そのかわり俺のことおんぶして連れてってくんない?」
「……なっ! それは無理だよっ」
「はははっ。冗談だし」
またクスクスと笑う蓮水くん。
でもなんだろう。笑った顔は、ちょっと可愛いかも。
蓮水くんってどちらかというと近寄りがたいイメージだったけど、実は結構喋るんだなぁ。
それに、実は冗談とか言ったりするんだ。
なんかちょっとイメージが変わっちゃうな……。
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