無気力な一匹オオカミ男子に懐かれました。
「どうしてそんなに早起きしてるの?」
「んー、まぁ、習慣みたいな」
……習慣なんだ。ますます謎だよ、蓮水くん。
早起きしてそのぶん学校で寝るとか、本末転倒な気がするし……。
私が不思議そうな顔で蓮水くんを見つめていたら、ふと彼もまた目を合わせ、じっとこちらを見てくる。
「俺のこと気になるの?」
「え……う、うん。少し」
いや、少しではなく、とても気になるかもしれないけど。
「なんで?」
「だって蓮水くんってなんか、謎めいてるというか……」
「プッ。謎めいてるとか初めて言われたんだけど」
蓮水くんが笑って言う。
「朝比奈ってほんと面白いよなー」
「えっ?」
「なんかいちいちリアクションがウケる」
「んー、まぁ、習慣みたいな」
……習慣なんだ。ますます謎だよ、蓮水くん。
早起きしてそのぶん学校で寝るとか、本末転倒な気がするし……。
私が不思議そうな顔で蓮水くんを見つめていたら、ふと彼もまた目を合わせ、じっとこちらを見てくる。
「俺のこと気になるの?」
「え……う、うん。少し」
いや、少しではなく、とても気になるかもしれないけど。
「なんで?」
「だって蓮水くんってなんか、謎めいてるというか……」
「プッ。謎めいてるとか初めて言われたんだけど」
蓮水くんが笑って言う。
「朝比奈ってほんと面白いよなー」
「えっ?」
「なんかいちいちリアクションがウケる」