恋は占い師をもをまどわす
ニャリとした笑みを浮かべたかと思ったら、顔が近づいてきて………
こんな時に動けないのはどうしてだろう…
これって、もしかしなくても!!!
こんな状況に頭なんて回転するわけもなく…
目をギューッとつぶる事が精一杯だった。
何で?
何の罰ゲーム?
「そんなに嫌?」
触れていた手は顎からはなされて、私に背中を向けて立っている。
私はというと、その場にヘナヘナ~と、座り込む始末。この人本当に読めない。
「ねぇ…俊哉の事好きなんだよね…」
座り込んでいる私に視線を合わせて
「君が俺と付き合ってくれたら、俊哉の情報流してあげる!」
「へっ?」
言われた意味がさっぱりわかりません。