恋は占い師をもをまどわす
駅からさほどかからずに、お目当ての占いの館へと着いた。
私はどこの道を通ったかなんて、さっぱりなんだけど…

それぞれの占い師の部屋の前で予約である事をつげ、確認をしたのち料金を支払う。
そこで、番号札みたいな、お札みたいな物を渡され、あいている椅子に座って待つ事一時間…
流石に時間予約とは言っても、待つのが当たり前みたいです。
待っている人の中には、男性の一人客や、カップルで来ている人もいて、年齢層もまちまちだった。
先に沙ちゃんが呼ばれて中にはいっていった。
沙ちゃんは、あっという間に出て来た様に思えたけど、持ち時間内で出されるみたいで…

「お待たせ致しました、番号札53番のお客様お入りください」

すれ違いに沙ちゃんが

「外で待ってるね」

うなずいて、私は部屋の中へと入った。
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