恋は占い師をもをまどわす

そんなしてたら、咳払いされてしまい…

「大丈夫ですか？今からお伝えしても」
などと、言われてしまうしまつ…

「すみません。お願いします」

「あなたが想われている方は、あなたにとって、良縁ではありません。その方は今別の方を想われている様です。このまま何もせず想われていていても…何もかわらないと思いますよ」

……

わかっていた事でも、ショックは大きい。

「ただ、近日中にあなたを想う方から何らかしらのアクションがあると思います」

ショックを受けてからの言葉は、何を言われても心にまで届いてこなかった。

時間なのか

「では、これで…」

席を立ち荷物を持って、部屋を出ようとした。

「アイツだけはやめとけ」