死神に誘われて
そう言って、僕は店の中に入った。うわ、結構な数の悪霊がいるな……。
「何だろう……ここだけ空気が重い気が……」
「仕方ないよ。悪霊が密集してるんだから……」
悪霊の多さに、僕は呆れてしまった。
「何名様ですか?」
「2人です」
店員に話しかけられて、絵芽はそう返す。そして、店員に案内された席に座ると、メニューを見る……んじゃなくて、席を立った。
店内の誰にも見つかりそうにない場所まで来ると、死神状態になる。
「……絵芽、これ預かってて。これ、僕が付けてない間は、霊感が強い人以外には見えなくなるから、大丈夫だと思うけど……」
そう言いながら、ペンダントを絵芽に渡した。絵芽はそれを受け取ると、無言で頷く。
「……さて……狭い場所で悪霊狩り、しますか!」
そう言って、僕は刀を作り出した。刀を構えて、ぶつかって物を壊さないように、生者を斬って魂を傷つけないように気を付けながら、慎重に悪霊を斬ってく。
悪霊に取り憑かれてもない生者を斬ると、後々面倒なことになるんだよ。報告書なんて作りたくないし。
よし……何とか倒せた!
絵芽からペンダントを受け取って、誰もいないことを確認すると、人間状態になった。そして、絵芽のもとに向かった。
「何だろう……ここだけ空気が重い気が……」
「仕方ないよ。悪霊が密集してるんだから……」
悪霊の多さに、僕は呆れてしまった。
「何名様ですか?」
「2人です」
店員に話しかけられて、絵芽はそう返す。そして、店員に案内された席に座ると、メニューを見る……んじゃなくて、席を立った。
店内の誰にも見つかりそうにない場所まで来ると、死神状態になる。
「……絵芽、これ預かってて。これ、僕が付けてない間は、霊感が強い人以外には見えなくなるから、大丈夫だと思うけど……」
そう言いながら、ペンダントを絵芽に渡した。絵芽はそれを受け取ると、無言で頷く。
「……さて……狭い場所で悪霊狩り、しますか!」
そう言って、僕は刀を作り出した。刀を構えて、ぶつかって物を壊さないように、生者を斬って魂を傷つけないように気を付けながら、慎重に悪霊を斬ってく。
悪霊に取り憑かれてもない生者を斬ると、後々面倒なことになるんだよ。報告書なんて作りたくないし。
よし……何とか倒せた!
絵芽からペンダントを受け取って、誰もいないことを確認すると、人間状態になった。そして、絵芽のもとに向かった。