君がいたから 陽翔、結菜side
結愛に弱い体と苦しみしか与えられなかった。
結愛が病気になったのも私のせい…
私が弱いから、小さいころから
いろいろ喘息でいろいろ制限させられて
今度は命に関わるような重病になっちゃったんだよ…
結愛に幸せになってほしいのに、
その気持ちはいっぱいなのに
辛さばかりをあげてしまう。
「はぁ………はぁ 」
私はいなくなってもいいから、
結愛に幸せになってほしい。
もうこのまま死んでもかまわないから、結愛に健康な体与えてよ
お願い………
なのに神さまはそんなお願い聞いてくれなくて、
呼吸が苦しくても、意識すら失わず
時間だけが過ぎていった。