君がいたから 陽翔、結菜side
「結菜、ありがとう。
でも、そんなに心配しなくて大丈夫だよ。
何があっても、俺や蓮が絶対結愛の病気治す。だから結菜は結愛のこと精神的に支えて。 俺たちみんなで結愛のこと守ろうな 」
「…うん、ありがとう。
明日は陽翔といっしょに病院に行く 」
辛いのに力強く私を、
支えてくれる陽翔の姿が目の前にあるから
私も結愛の病気から目を反らさせない。
そんな私の気持ちを読み取ったかのように
抱きしめる腕の力が強くなる。
「結菜がいてくれたら、もし結愛が目を覚したとき安心すると思うから助かるよ
あっでも、今の状態だと結菜も心配。
だから、今、少しご飯食べて。何か作るから 」
「わかった…、ありがとう…」
本当はご飯も作れなくて申し訳ない気持ちがいっぱい。
でも、ここで謝ればまた陽翔は私に気を配るような言葉を探して言ってくれる。
そんなのは余計に申し訳ないから精いっぱいの笑顔でお礼を言った。