君がいたから 陽翔、結菜side
文化祭って楽しいな…
陽翔といっしょだからっていうのもあるけど
どこのクラスの出し物も本格的すぎてビックリ。
楽しくてほとんどの場所を回ってしまった。
でも、まだ一つだけ行っていないところもあって、陽翔がそこを指さす。
「結菜、まだあそこだけ行ってないけど行く?」
「あれは、絶対嫌だ 」
だって、黒の看板に赤文字で何かが書かれていて、
骨の絵まであるし、
絶対ホラー系だよね………
「ははっ 、結菜が怖がるところ見たかったのに 」
「陽翔、ひどい…」
高校生くらいなら良いけど、さすがにこの年で怖がって騒いだら恥ずかしいって…
「じゃあ、全部回ったし帰ろっか 」
「うん、買い物するからスーパーによってもいい 」
「いいよ 」
十分遊んで満足したので、陽翔といっしょに学校を出た。