君がいたから 陽翔、結菜side
異変
陽翔side
文化祭から1週間と少したった。
今日は休みだったから、結菜といっしょに家事をやってからくつろいでいた。
何もやることが無かったので結菜と並んでソファーに座っていると、結愛が部屋から出てきた。
学校のテストの前だから、問題集を持っている。
「お父さん、これ教えて 」
「えっと… これは展開図描いてみるとわかりやすいよ 」
その辺にあった紙を取って、なるべく丁寧に描いて、問題集の数字を入れて説明する。
「分かった。お父さんありがとう 」
さすが結愛、頭良いからすぐ理解してくれる
だけど、何か最近疲れた顔をしている。
テスト前だからあんまり寝ていないのかもしれないけど
食欲もないし…身体痛そうにしている気もした。
「結愛、勉強するのは良いけどあんまり無理するなよ 」
「ありがとう。でも今だけだからあんまり心配しないで」
何かが引っかったけど、
笑顔で部屋に戻ったしテスト終わってもそんな調子だったら病院連れて行って蓮に見てもらおうと思った。