君がいたから 陽翔、結菜side
だけどその数日後の朝。
明らかに具合悪そうな顔をして起きてくる結愛。
顔は赤いし、歩くのもフラフラしていて今にも倒れそう
結愛の方にいって、顔を覗き込む。
「おはよう、結愛大丈夫? 」
「大丈夫。あまり寝てなくてフラフラするけど、今日でテスト終わるから。
あっ、こんな時間だから着替えて学校行くね 」
本来なら、学校は休ませて即病院だけどテスト受けられなくなるのはかわいそう。
8時過ぎていたから、急いで支度したみたいで5分ほどで、制服に着替えてカバンを持って部屋から出てきた。
「結愛、車で送ろうか? 」
「ありがとう。でも友達近くで待っているから
行ってきます 」
車に乗ると病院連れて行かれるかもって警戒しているのかもしれない…
逃げるように出ていってしまった。
心配だけど、俺も仕事あるから後で病院に連れてきてもらうように、結菜に頼もう。
リビングから台所まで歩く。