君がいたから 陽翔、結菜side

「陽翔先生………
俺に結愛ちゃんを守らせて下さい
結愛ちゃんが辛いときそばで支えます 」


蓮の強い覚悟が、伝わってくる。


歳も離れていて、患者で白血病の可能性も高い。
しかも俺の娘。


結愛のことを本気で愛していないと
そんなことは言えないと思う。

結愛がもし蓮のこと好きなら、
反対する理由なんて何一つない。


「俺は、結愛が良ければ何も言わないよ
だから、結愛に蓮の気持ちしっかり伝えて 」


「はい、ありがとうございます 」


俺の目をしっかりと見てくれたから、視線が交じる

結愛の精神的なサポートは蓮に任せれば
大丈夫だと思った。

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