君がいたから 陽翔、結菜side
しばらくすると、結愛も泣きやんで楽しそうに蓮先生と言い合いをするようになった。
さっきまで気分がどん底のような顔をしていたけど
今は幸せそう…
やっぱり結愛にとって蓮先生は特別な存在なんだよね。
なんとかして励まさなきゃって思っていたのに、
楽しそうな2人を見ていると
私の方が元気もらっちゃったよ。
いつでも結愛の味方でいるけど、
蓮先生が結愛のそばにいるときは
2人きりにさせてあげよう。
「陽翔、そろそろ行こっか
私、今日は家に帰れるよね? 」
「帰れるよ。今帰りたいなら送って行くよ 」
「ありがとう 」
家事もたまっているから、家に帰ることにした。