君がいたから 陽翔、結菜side

そして、病院に到着して、結愛の病室までいく。

ノックをしてから、ドアを開けて中に入ると


荒い呼吸をして真っ赤な顔の結愛の姿があった。

眠っているのに、
辛そうですぐに結愛のベットの前までいった。


「蓮、おはよう
結愛相当辛そうだな 」


「結愛…………苦しよね…」


蓮先生に挨拶をする陽翔だけど…
私は結愛から目を離せないでいた。


ヒリヒリと心が痛い…


でも、私が弱音を吐いたらダメ。

それに蓮先生がいるんだから、絶対大丈夫。


精神的にも身体的にも苦痛をともなう治療なのに
結愛だって逃げ出さないんだもん。

結愛が頑張れるのは蓮先生のおかげ…


蓮先生の顔を見て
自分にそう言い聞かせてから心を落ちつかせる。








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