君がいたから 陽翔、結菜side
陽翔の顔をジッーと見ていると笑顔で微笑んでくれて、
そっと頭に手をのせられた。
「…結愛は大丈夫そう? 」
「うん、蓮先生来てくれたから大丈夫 」
「そっか。じゃあ、お昼ごはん食べに食堂いこっか?」
今、昼なの…?
近くの壁にかかっている
可愛らしいキャラクターの時計に
視線向けてみるともう12時半。
「あっ、もうお昼か!
もしかして休憩時間だったりするの…? 」
「午前の外来終わったから今は休憩の人多いよ 」
「じゃあ、蓮先生も休憩時間かもしれないからお昼食べたのか聞いてくる」
忙しい中来てくれたのはわかっていたけど、
さすがにお昼食べてなかったら心配だから、慌てて引き返そうとする。
だけど、陽翔に手を優しく握られて止められた。