俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
…この時、改めて思った。
俺、今日、ここに来れてよかった。
みんなの…力になりたい。
ほんの少しでいいから。
頭を下げる先生を見て、落ち込む凌憲を見て切なくなったのかもしれないけど。
「…問題ない」
なずながそう言って、校長室のドアを開けて外に出る。
「気をつけて!」
そんな言葉をくれる皇先生に、頷きかけて。
俺も、なずなに続いて外へ出た。
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