俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
笑いたくなるのも無理はない。
だって…これから調べようとしていたことを、自らゲロ…。
高橋、バカなのか?
その周りもザワツキ始めた。
「…は?カトレア会の?」
「嘘!何それあいつら!」
予想だにしない展開となってしまった!
みんな、本当にそう思ったの?!
信じたの?!
すると、無線から『くくくっ…』と、笑い声が聞こえる。
綾小路室長の笑い声だ。
室長のツボにも入ってしまった。
『まさか、そう来るとは思いませんでした。そりゃあ、その若さで飲酒ドラッグ乱交しまくってたら、脳細胞も通常より多く死滅してるでしょうね。アラカン並みでしょう。ぷぷっ』
室長、毒舌ですね…。
そして、綾小路室長の『ふふっ』という不敵な笑い声が漏れる。
『…いやぁー愉快愉快。…いいですよ?なずな。どんどん油断させて下さい?…あ、でも人命救助優先でお願いしますよ?』
「…了解です」