俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
セブンライトと不可思議事件
★★★
なずなが北桜学園の見取り図を見せてきて、俺に聞きたいこと?
それは、何だ?
「とりあえずこっちこっち」と、廊下の隅に連れていかれるが。
急に振られた話に、思考が追い付いていかない。
何を聞かれるんだ?
しかし、そんな俺には構わずなずなは話を進めた。
「聞きたいことってのは、ここの部分の話なんだ」
「ここって…高等部校舎の西側?」
なずなが指差している部分は、高等部校舎の西側であり、中等部校舎の東側。
二つの校舎の繋ぎ目であり、廊下で繋がっている、その一階部分だった。
ここが…?
すると、率直にズバリと聞いてくる。
「…この真下。設計図上は何も無い」
その空白の部分を指差す。
一階の真下…地下?
「けど…この真下に地下階…あるだろ?部屋」
「………」
そこは…。
(………)
…そこは、あまり良い思い出はないが。
秘密にしている理由もない。
「…そこは、VIPの専用ラウンジだよ」
「専用ラウンジぃ?!」
なずながすっとんきょうな声をあげる。
確かに…一般人からしたら考えられない答えだよな。
なずなが北桜学園の見取り図を見せてきて、俺に聞きたいこと?
それは、何だ?
「とりあえずこっちこっち」と、廊下の隅に連れていかれるが。
急に振られた話に、思考が追い付いていかない。
何を聞かれるんだ?
しかし、そんな俺には構わずなずなは話を進めた。
「聞きたいことってのは、ここの部分の話なんだ」
「ここって…高等部校舎の西側?」
なずなが指差している部分は、高等部校舎の西側であり、中等部校舎の東側。
二つの校舎の繋ぎ目であり、廊下で繋がっている、その一階部分だった。
ここが…?
すると、率直にズバリと聞いてくる。
「…この真下。設計図上は何も無い」
その空白の部分を指差す。
一階の真下…地下?
「けど…この真下に地下階…あるだろ?部屋」
「………」
そこは…。
(………)
…そこは、あまり良い思い出はないが。
秘密にしている理由もない。
「…そこは、VIPの専用ラウンジだよ」
「専用ラウンジぃ?!」
なずながすっとんきょうな声をあげる。
確かに…一般人からしたら考えられない答えだよな。