俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
「初めまして、北桜学園のVIPレディクラの皆さん」
そして、室長はスーツの懐にモゾモゾと手を入れる。
取り出したモノを開いて見せた。
それは、顔写真付きの証明書。
警察手帳…!
「私、道警本部・特別班、超常現象調査室の綾小路拓狼と申します」
そして、綾小路室長は、A4サイズの紙を開いて見せる。
ガサ状…!
「あなた方には、札幌市魔力取締条例の無資格、無許可の魔力取引違反の容疑により、捜査令状出ておりますので、この部屋をちょいと調べさせてもらいます」
「えっ…!」
「そして、このガサの立ち会いと、ちょいと話聞きたいので…皆さん、署まで任意同行願いますっ」
「えぇっ…!」
「け、警察…!」