俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
罪と罰
★★★
『…警察?!』
VIPレディクラたちは、ここでようやく理解したらしい。
これは、自分たちがやっていた魔獣の所有は、警察が取り締まるべき犯罪であることを。
俺達の言っていたことも。
「は、ハメたのか?!俺達を…!」
「…ハメてねえし!…だから!最初からそうだと言っていただろうがあぁっ!」
なずなが反論するのは無理もない。
こいつら、一向に信じようとしなかったよな。俺達がハッタリかましてると思ってたよな。ずっと。
ホンモノが出て来てようやくその意味を知る…のは、無理もないか。
「…で、この男子、おまえのカレシ?」
綾小路室長の話を傍らで聞いていた中、先ほど魔獣を止めに入ってくれたスーツ姿の男性は、来るなり急にそんな質問をなずなにぶっ込んでくる。
「は…はぁっ?!ちげーし!…今ここで聞くことか!」
「じゃあ何で二人抱き合ってんの」
「…あぁっ!」
彼の言うとおり。
俺となずなはさっきの体勢のまま、未だ抱擁…抱き合ったままの状態だった。
指摘された途端、なずなは「わわわっ!」と声をあげて、俺から離れていく。
『…警察?!』
VIPレディクラたちは、ここでようやく理解したらしい。
これは、自分たちがやっていた魔獣の所有は、警察が取り締まるべき犯罪であることを。
俺達の言っていたことも。
「は、ハメたのか?!俺達を…!」
「…ハメてねえし!…だから!最初からそうだと言っていただろうがあぁっ!」
なずなが反論するのは無理もない。
こいつら、一向に信じようとしなかったよな。俺達がハッタリかましてると思ってたよな。ずっと。
ホンモノが出て来てようやくその意味を知る…のは、無理もないか。
「…で、この男子、おまえのカレシ?」
綾小路室長の話を傍らで聞いていた中、先ほど魔獣を止めに入ってくれたスーツ姿の男性は、来るなり急にそんな質問をなずなにぶっ込んでくる。
「は…はぁっ?!ちげーし!…今ここで聞くことか!」
「じゃあ何で二人抱き合ってんの」
「…あぁっ!」
彼の言うとおり。
俺となずなはさっきの体勢のまま、未だ抱擁…抱き合ったままの状態だった。
指摘された途端、なずなは「わわわっ!」と声をあげて、俺から離れていく。