俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
next mission!
☆☆☆
「…通じませんねぇ…」
何度もかけても、通話の接続音が鳴り響くばかりで、通話が繋がることはなく。
ボタンをタップして接続を諦めた。
「えー。嘘。諦めないで何度もかけ直してよ」
「いやいや、何回もかけ直してますよ…」
「拓狼さん、ちゃんと電話料金払ってる?」
「失礼な、剣軌くん。君ほどではありませんが、僕は一応公務員ですからそれなりにちゃんと稼いでますよ?ホームレス時代の玲於奈のようにクソ貧乏じゃありません」
「一応警部さんだもんね」
やり取りの調子が談笑か何なのかわからない二人がいる場所は、とあるホテルの最上階に位置するバー。
二人での共同の仕事を終えた後に、連れ立ってやってきた。
中心街の夜景が一望できる特別な席で、二人は登場が遅れている来客を待つ。
「…嫌な予感がするんですけど」
手が離せない最中にかかってきた着信。
一時間後に気付いたが、かけ直しても繋がらず。
「…通じませんねぇ…」
何度もかけても、通話の接続音が鳴り響くばかりで、通話が繋がることはなく。
ボタンをタップして接続を諦めた。
「えー。嘘。諦めないで何度もかけ直してよ」
「いやいや、何回もかけ直してますよ…」
「拓狼さん、ちゃんと電話料金払ってる?」
「失礼な、剣軌くん。君ほどではありませんが、僕は一応公務員ですからそれなりにちゃんと稼いでますよ?ホームレス時代の玲於奈のようにクソ貧乏じゃありません」
「一応警部さんだもんね」
やり取りの調子が談笑か何なのかわからない二人がいる場所は、とあるホテルの最上階に位置するバー。
二人での共同の仕事を終えた後に、連れ立ってやってきた。
中心街の夜景が一望できる特別な席で、二人は登場が遅れている来客を待つ。
「…嫌な予感がするんですけど」
手が離せない最中にかかってきた着信。
一時間後に気付いたが、かけ直しても繋がらず。