俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
二人で日当たりの良い大学キャンパスのテラスでお茶するとか、裏の噴水広場で二人でお弁当食べるとか…あ、校舎内のカフェテリアでも。
二人で…。
…あ、白老牛のステーキ弁当、絶品なんだよな。
絶対食べたい!って言うぞ?
で、二人でステーキ弁当買って二人で食べる。
ヤツは自分の肉だけさっさと食って、俺の肉を狙うんだ。
『その肉よこせ!…あーんして』
むふふ。
もちろんあーんして食べさせてやるんだよ。
そして、うまうまとご満悦に肉を頬張る姿はいと可愛いけり。みたいな。
そして、腹いっぱいになったら、暖かくて気持ち良いところで、寄り添って、座って…。
さっきみたいに、うとうとして肩こてんして…。
あぁ、何かいいなぁ…。
超平和主義まったり万歳。
おもいっきりもしもの妄想に、うっとりとしてしまう。
野望がふんだんに詰まった、多大なる激甘妄想だ。
何だかホヤホヤしてきた…。
(えへへへ…)
「…伶士、ここか?こーちょーの部屋。っつーか、何ニヤニヤ笑ってんだよ。気持ち悪い」
「………」