あの日の帰り道
いつかはこんな事が…
少し重い鉄の扉を開けると、光りに慣れた視界はいつも以上に外の暗闇を漆黒にさせる。
視界が徐々に慣れてくるといつもの自転車置き場でスマホをいじってる彼の姿が見えた。
同じバイト仲間の相沢晃司くんはいつも帰る前にここでスマホをいじってる。
「お疲れ様でした。相沢くんまたね」
そんな彼を横目に声をかけながら自転車に跨がってペダルを漕ぎだす。
バイト先から自宅まで自転車で16分。
夜道の楽しいサイクリングの始まりだ。
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