あの日の帰り道

誰にも譲れない






「あいつ、俺と晃司を嗅ぎ回ってたみたいだぜ」



後から私の自転車に乗ってきた上杉くんがポテトを食べながらウザそうに話しだした。



「はっ!金田のくせによく頭が回ったな?
でもまぁ晃司と謙次は目立つから探しやすいかもな」



山本弟くんが相沢くん達を見ながらその目立つイケメンぶりにげんなりと呟いた。





マックの2階席の男5人が集まるテーブルに女は私一人。



突然現れた金田の対処にと、相沢くんがすぐ上杉くん達に連絡してくれたようだ。


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