あの日の帰り道


コンコンッ。



その時突然、休憩室にノックの音が響いた。



「お疲れ様です」



ドアを開け、声をかけながら入ってきたのは相沢くんだった。



私と同じで土日は午前中からみっちりバイトしてる相沢くんも休憩時間になったようだ。



休憩室には、涙ぐむ女子高生と対峙する私。



あ〜……、もしかしてやられたかも?
彼女はこれを狙っていたのかなぁ?

非力なか弱い女の子と、その子を苛める先輩の図。



まぁいいや。私はどうせ悪者ですよ。


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