ハナヒノユメ
そんなこともあって、石井先輩に付きそうことが増えていった。

でも、きいた感じ、目が覚めてからの保坂先輩の容態はあんまり変わらないみたいだ。

「もしよかったらだけど、歩のお見舞い一緒に来る?」

「え、いいんですか?」

「うん。話とかはできないと思うけど。なんかずっと待たせ続けてるのも悪いかなって。」

「そんな、お気になさらないでください。」

「ううん。桜にはこっちも色々きいてもらったりしてるし。
歩も喜ぶと思うから。」

「ありがとうございます。」
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