ハナヒノユメ
時間もいつもよりまだ早いし久しぶりに、委員会の集会に参加してみようかな。

ずっといなかったからどう言われるか怖いけど...。

というか、私なんていてもいなくても同じなんじゃないかな...。

会議室に入ると、もちろん上條くんもいた。

「あ、先輩。
今日は大丈夫なんですか?」

「うん。」

「良かったです。
来ていただけて嬉しいです。」

「今までごめんね、迷惑かけて。」

「大丈夫です。
逆にちゃんと先輩のお役に立ててたか心配ですけど...。」

委員会ぐらいでしか接点がないにも関わらず、律儀だな...。

誰にでもそうなんだろうな。

あの人と同じ感じだ...。

「それでは、今日の議題を...。」

私には何ができるんだろう。
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