俺様部長のめしつかい
「な、な、何?!」
そのまま私は、
その部屋に引きずり込まれた。
「湊斗!?」
うん、きれいな寝室だな。
生活感全然ない。
ベッドの上に投げつけられたけど、
ふわふわの布団のお陰で痛くなかった。
しかも、私の家の極小ベッドとは違い、
ゆったり広めの高そうなベッド。
湊斗ってば、こんなとこで寝てるなんて!
私なんか、手作りのすのこベッドに、
せんべい布団敷いてるだけだよ!
って、そんなこと考えてる場合じゃない。
「奈紗、お前には、
お仕置きしてやんねぇとな」
「はぁ?
何のこと?!」
湊斗は私からコートを乱暴に引き剥がして、
そばの椅子の背に掛けた。