俺様部長のめしつかい
「志崎部長って、発想がかわいいですね!
だいたいのカップルはクリスマス、
一緒に過ごすんじゃないですか?」
「っ?!」
テーブルの下で湊斗に脛を
足で小突かれた。
そんなことしたって、助けてやんないよ。
王子様キャラ貫くなら、
そのくらい勉強しときなよっての。
「プレゼントはもう準備したんですか?
あ、もちろん、
何かは言わないでいいですよ!
二人ともここにいるので」
かなっちがくすっと笑うのを、
湊斗が困った顔で見ていた。
で、また、私の脛を小突いて、
私の方を無言でじっと見てくる。
仕方ないなぁ、助けてやるか。