いつかの青空へ
今日も先生の眠たいお話を聞きながら彼を見る。
今井君は寝ていた。顔が私とは反対方向を見ているから寝顔を拝むことができなかった。
結局お昼の時間が終わるまで寝ていてお昼を食べる時間がないことを嘆いて仲のいい橋本君に笑われていた。
「夏澄、次移動だよ」
「うん。今行く!」
凛と一緒に廊下を歩く。
生物の授業は今井君と橋本君と同じ班で幸せすぎる時間だけど、なかなか授業内容が頭に入ってこないのが難点。
先に席について凛と話しているとチャイムが鳴るギリギリに二人が来る。
眠そうにしている今井君とスマホをいじっている橋本君。
顔がにやけてしまわぬように必死に顔を保ちながら先生の授業を聞く。
「あれ、次実験やる感じ?」
「そうそう。ちゃんと話聞いとけよ」
「寝すぎて眠いんだって」
授業を聞いていなかったらしい今井君に橋本君が返す。
「実験危ないから俺らでやるよ」
実験の準備をしていると今井君が私と凛に向かって告げる。
「えっでも」
「紺野さんのレポート見やすいから書いてくれると助かるな」
「うん。わかった」
話しかけられた!
となったけど私が書く流れだよね。皆が見やすいように書かないと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「えっ私は?」
「松風さんは大人しくしてよう」
「……うす」
前回の実験でガラスを割りに割った凛としっかり者の橋本君の会話でした。
今井君は寝ていた。顔が私とは反対方向を見ているから寝顔を拝むことができなかった。
結局お昼の時間が終わるまで寝ていてお昼を食べる時間がないことを嘆いて仲のいい橋本君に笑われていた。
「夏澄、次移動だよ」
「うん。今行く!」
凛と一緒に廊下を歩く。
生物の授業は今井君と橋本君と同じ班で幸せすぎる時間だけど、なかなか授業内容が頭に入ってこないのが難点。
先に席について凛と話しているとチャイムが鳴るギリギリに二人が来る。
眠そうにしている今井君とスマホをいじっている橋本君。
顔がにやけてしまわぬように必死に顔を保ちながら先生の授業を聞く。
「あれ、次実験やる感じ?」
「そうそう。ちゃんと話聞いとけよ」
「寝すぎて眠いんだって」
授業を聞いていなかったらしい今井君に橋本君が返す。
「実験危ないから俺らでやるよ」
実験の準備をしていると今井君が私と凛に向かって告げる。
「えっでも」
「紺野さんのレポート見やすいから書いてくれると助かるな」
「うん。わかった」
話しかけられた!
となったけど私が書く流れだよね。皆が見やすいように書かないと。
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「えっ私は?」
「松風さんは大人しくしてよう」
「……うす」
前回の実験でガラスを割りに割った凛としっかり者の橋本君の会話でした。