冷徹騎士団長に極秘出産が見つかったら、赤ちゃんごと溺愛されています
「リアム?」
「……リリー、部屋の中に移動しよう」
「え……っ、ちょ……リアム⁉」
強引にリリーの腰を引き寄せたリアムは、そのままリリーをドレッシングルームへと連れ込んだ。
そうして、リアムはあっという間にリリーの身体を溶かしていく。
「んん……っ、ダメ、こんなところで──」
「では、どこならいいんだ?」
「どこならいいって、それは──っ」
「俺はいつでも、リリーの甘い声を聞いていたい。たとえそれが、このドレッシングルームでもあろうと、変わらない」
「あ……んっ、」
言葉と同時に強引に、リアムはリリーの唇を塞いだ。
そうすれば初めこそ抵抗をしていたリリーも、段々と力を抜いて、リアムに身体を委ね始めた。
「リア、ム……っ」
「ほら、見るといい。鏡には、俺に早く抱かれたいと願うきみが映っている」
「や……っ」
顔を逸らしたリリーを見て、自分の中の熱がたぎるのを感じてしまう。
いつも気高く、高潔な彼女の乱れた姿を見られるのは自分だけだと思うと、リアムはたまらない気持ちになるのだ。